13歳でホリプロ主催のオーディションを勝ち抜き、芸能界入りを果たした高畑充希。しかし、最初から順風満帆だったわけではない。
ミュージカル『ピーターパン』の8代目ピーターパン役に抜擢され、6年間にわたり主演を務め上げた経験は、彼女の役者としての骨組みを作り上げた。実家が裕福であるという事実は、オーディションの現場では一切通用しない。「実家の威光」に頼るどころか、舞台での過酷な稽古に耐え抜き、圧倒的な歌唱力と演技力で観客を魅了し続けた。
NHK連続テレビ小説『とと姉ちゃん』でヒロインを演じ、一躍国民的女優となった際も、彼女の根底にあったのは東大阪の商人の家系らしい「地に足の着いた感覚」だった。ブレイク後も天狗になることなく、現場のスタッフや共演者への配慮を怠らない姿勢は、業界内外で高く評価されている。