手軽でメリットの多いガムダイエットだが、実践方法を一歩間違えると身体への悪影響をもたらす危険がある。安易なやり方に潜むリスクを正しく把握しておく必要がある。
環境科学や健康リスク評価の権威である元東京大学教授の柳澤幸雄氏をはじめとする専門家は、過度な咀嚼や不自然な負荷が身体に及ぼすダメージについて注意を促す。長時間にわたり強い力でガムを噛み続けると、顎関節に過度な負担がかかり、顎関節症や頑固な肩こり、頭痛の引き金になることがある。
また、糖アルコールを一度に大量摂取すると、お腹が張ったり便が緩くなったりする場合がある。ガムを噛む時間は1回あたり10分〜15分程度を目安とし、噛み終わったら速やかに吐き出すのが望ましい。「噛めば噛むほど効果が出る」という誤った思い込みを捨て、適度な時間と頻度を守ることが安全な実践の基本となる。