ダウンの品質を深掘りするうえで欠かせないのが、原鳥の種類による特性の差です。市場に流通しているダウンは、大きく「グース(ガチョウ)」と「ダック(アヒル)」の2種類に分かれます。
草食性であるグースはダックよりも体が大きく、採取されるダウンボールも大きいため、より多くの空気を抱え込むことができます。また、羽毛特有の動物性油脂の匂いが少ないことも特徴です。特に寒冷地で育ったマザーグースの羽毛は希少価値が高く、最上級のアウターに採用されます。
一方のダックは雑食性で、グースに比べてダウンボールがやや小ぶりですが、コストパフォーマンスに優れています。近年の精製・洗浄技術の向上により、ダックダウンでも十分な保温性と清潔さを備えた高品質な製品が多数登場しています。