命の危機に瀕する重症患者へ即座に対応する「高度急性期医療・総合診療」の現場では、診療科の垣根を越えたチーム医療が展開されている。心筋梗塞や脳卒中といった時間的猶予のない疾患に対し、複数の専門医とコメディカルが瞬時に連携するホットライン体制が敷かれている。診断がつかない多愁訴患者に対しても、総合診療科が初期対応を担うことで迅速な治療方針の決定が可能となった。
国から指定を受ける「地域がん診療連携拠点病院」としての役割も際立つ。手術支援ロボットを用いた低侵襲手術、最新のリニアックによる高精度放射線治療、外来化学療法室での個別化治療など、がん治療の選択肢は着実に進化を遂げた。緩和ケアチームやがん相談支援センターによる患者・家族の精神的サポートも含め、包括的ながん医療の提供拠点として信頼を集めている。