Q1:緑の鼻水が出たら、すぐに抗生剤をもらいに受診すべきですか?
A1:発症から数日程度であれば、急いで抗生剤を求める必要はありません。緑色の鼻水は白血球が戦った結果生じるものであり、初期段階ではウイルス感染が原因の大部分を占めるため抗生剤は効きません。まずは水分摂取と十分な休養を取り、鼻うがい等で排泄を促してください。ただし、症状が10日以上続く場合や顔面痛を伴う場合は細菌感染が疑われるため、耳鼻咽喉科を受診して適切な投薬判断を仰ぎましょう。
Q2:子供が熱はないのに緑の鼻水だけが2週間続いています。大丈夫でしょうか?
A2:熱がなく機嫌が良ければ緊急の重症疾患である可能性は低いですが、2週間続いている場合は急性副鼻腔炎の慢性化や、急性中耳炎の併発リスクが懸念されます。子供は耳管が短く、鼻の奥の細菌が容易に中耳へ侵入します。耳鼻咽喉科で鼻汁を奥まで吸引してもらい、鼓膜の状態を確認してもらうことを強く推奨します。
Q3:片方の鼻の穴からだけ緑色のドロッとした鼻水が出て臭います。何が疑われますか?
A3:片側性かつ悪臭を伴う緑色の鼻水は、通常の風邪では極めて稀です。大人の場合は、上の奥歯の根元の炎症が波及する「歯性上顎洞炎」や、カビが原因の「副鼻腔真菌症」、鼻茸(ポリープ)の存在が強く疑われます。また小さな子供の場合は、鼻の中にビーズや紙くずなどの異物を詰めているケースもあります。自然治癒は期待できないため、速やかに耳鼻咽喉科で内視鏡検査を受けてください。
Q4:市販の風邪薬で緑の鼻水を止めることはできますか?おすすめの市販薬は?
A4:一般的な市販の鼻炎薬(抗ヒスタミン薬)で鼻水を無理に止めようとすると、膿が副鼻腔内に閉じ込められて症状が悪化するリスクがあります。鼻水を止めるのではなく、「薄めて外に出す」アプローチが正解です。カルボシステインなどの去痰成分を含む市販薬や、排膿を促進する漢方薬「辛夷清肺湯」「葛根湯加川芎辛夷」が適しています。また、血管収縮剤入りの市販点鼻薬は依存性と粘膜肥厚を招くため長期使用は厳禁です。