浴室における最大の誤解は、「水がかからない場所だから普通の電球で大丈夫」という思い込みだ。風呂場は家の中で最も温度変化が激しく、高湿度の蒸気が充満する。一般的なリビング用の電球を装着すると、カバー内部に湿気が侵入して基板が腐食したり、内部に熱がこもって発光素子が急速に劣化する。
ここで不可欠となるのが「密閉型器具対応」の表示と、湿気に耐える「防湿型照明器具」への適合だ。浴室の照明カバーは気密性を高めるために密閉されていることが多く、熱が外に逃げにくい。熱放散設計が施されていないLED照明をそのまま取り付けると、本来4万時間あるはずの寿命がわずか数千時間に縮むばかりか、回路のショートによる発煙リスクさえ生じる。