一般的な動物園では、安全上の理由から大型肉食獣と来園者の間に広い堀(モート)や複数のフェンスが設けられる。しかし、iZooのコンセプトは「体感型」だ。
コモドドラゴンのエリアでは、強化ガラス越しにわずか数十センチの距離でその巨体と対面できる。じっとこちらを見つめる黄色い眼光、のっそりと力強く前肢を踏み出す足音、そして時折口から伸びる長大な黄色い舌。その吐息すら届きそうな近さが、訪れた人々に強烈なインスピレーションを与える。
夏季などの気温が高い時期には、屋外運動場でのダイナミックな日光浴や移動の様子が観察できることもある。太陽光線を浴びて体温を上げる姿は、爬虫類が持つ生命力を最もダイレクトに伝える瞬間だ。