プロテクト枠が28人しかない以上、どれほど強固な陣容を誇る球団であっても「まさか」の流出が発生します。過去の移籍市場では、球界の勢力図やファンの感情を大きく揺るがす衝撃的なプロテクト漏れが起きました。
代表的な事例を振り返ります。
- 内海哲也(2018年オフ:巨人 → 西武)
巨人のエースとして最多勝や日本シリーズMVPを獲得した功労者でしたが、炭谷銀仁朗のFA獲得に伴いプロテクト外に。西武が即座に指名し、球界に激震が走りました。 - 長野久義(2018年オフ:巨人 → 広島)
丸佳浩の人的補償として広島へ移籍。ドラフト時の相思相愛を経て入団した看板打者の流出は、ファンの間で大きな波紋を広げました。 - 工藤公康(2006年オフ:巨人 → 横浜)
門倉健の人的補償として移籍。通算200勝を超える大投手がプロテクトから外れた事実は当時の球界を驚かせました。
一方で、人的補償をきっかけに大ブレイクを果たした成功例も豊富です。巨人のプロテクトから漏れて広島へ移籍し、3連覇の強力リリーフ陣を支えた一岡竜司や、阪神から広島へ移籍してゴールデングラブ賞の常連となった赤松真人などは、新天地で自らの価値を証明した代表格です。