二階伸康氏のバックボーンを紐解くと、幼少期から政治の世界だけに囲まれて育った純粋培養の政治家像とは異なる、実務的な一面が浮かび上がります。
1978年(昭和53年)1月4日、和歌山県御坊市に生まれた二階伸康氏は、地元の小中学校を卒業後、上京して青山学院大学法学部へ進学。大学卒業後はすぐに政界へ入る道を選ばず、まずは民間企業での経験を積みました。
大手メガバンク(みずほ銀行系列)に勤務して金融・財務の現場を肌で体感したのち、全日空(ANA)グループ企業へ転職。航空・観光インバウンドの最前線でオペレーションや地域連携業務に携わりました。この「金融×観光インフラ」という民間でのキャリアは、後の政策立案において大きな武器となっています。
民間企業で約10年間の実務経験を積んだ後、父・二階俊博氏の政策秘書・公設秘書に着任。国土強靱化基本法の制定過程やインバウンド推進政策、災害復興の現場対応など、国政中枢のダイナミズムを間近で補佐しながら政治実務のノウハウを吸収しました。