「二次面接に呼ばれた時点で、企業側は採用をほぼ決めているのではないか」という期待は、選考を受ける側にとって非常に魅力的な響きを持ちます。しかし、採用コンサルティング関係者や求人メディアの調査データを紐解くと、現実は正反対の様相を呈しています。
新卒採用・中途採用を問わず、一般的な二次面接の通過率は30%〜50%程度にとどまります。つまり、面接室に入った候補者のうち、半分から7割近くはその場で選考から脱落している計算です。新卒逆求人サービス「ABABA」が学生ユーザー50人を対象に実施した独自アンケート調査でも、二次面接通過後の内定率として最も多かった回答帯は30〜60%となっており、決して「ほぼ決まり」と呼べるような確度ではありません。
中途採用(転職)においては、一部の専門職や急募ポジションで「通過率60〜80%」と高めに推移する事例も報告されています。しかし、これは一次面接の段階でスキルや経歴のスクリーニングが極限まで完了している特殊ケースに過ぎません。現場マネージャーや役員が同席する二次面接では、求めるスキル基準にわずかでも達していなければ容赦なく見送られます。「転職の二次面接だから安心」と油断して臨んだ結果、準備不足を見透かされて不採用となるケースが後を絶たないのが実態です。