万が一、異動情報が登録されてしまった場合、どの程度の期間で消去され、どのように信用を回復させるべきなのでしょうか。
事故情報の保有期間は、事由および信用情報機関ごとに定められています。一般的な延滞情報の場合、「延滞が解消された日(完済日)」から数えて5年を超えない期間保有されます。ここで極めて重要なのは、「延滞が発生してから5年」ではなく、「残債を全て完済した日から5年」である点です。放置している限り情報は残り続け、消えることはありません。
また、自己破産や個人再生などの官報情報については、KSCにおいて最長7年間(2026年の規約改定以前は10年)登録されます。
【プロの結論】信用回復を目指す人・現状維持すべき人の判断基準
情報が抹消された後の状態(いわゆるスーパーホワイト)から再度健全な信用スコアを構築するためには、適切な手順を踏む必要があります。
- 積極的に動くべき方(喪明けを迎えた方): 過去の異動情報の保有期限が過ぎたことを開示照会で確認した上で、まずは審査通過率の高い「デポジット型クレジットカード」や「携帯電話の小額分割購入」を利用し、毎月期日通りに返済実績(「$」マーク)を積み上げてください。これが最も確実な信用回復の道筋となります。
- 今は動くべきではない方(現在も延滞が継続中・残債がある方): 信用情報に傷がある状態で手当たり次第にクレジットカードやローンへ申し込むと、「申し込みブラック」と呼ばれる多重申し込みの履歴が残り、さらに状況が悪化します。新規借入を一切控え、既存債務の一括清算や任意整理などの抜本的な債務処理を最優先に完了させる必要があります。