重厚な扉を開けると、そこには使い込まれたウッド調の落ち着いた空間が広がります。ステージと客席の距離は極めて近く、ミュージシャンの息づかいや指先が弦を弾く細やかなタッチまでもがダイレクトに伝わってきます。
この親密な空間設計こそが歴代マスターのこだわりです。「小細工のないアコースティックな響きを、もっとも贅沢な距離感で味わってもらう」という哲学のもと、選び抜かれたグランドピアノやドラムセットが配置され、箱全体がひとつの楽器のように共鳴します。出演するアーティスト陣も、ベテランの実力派から将来を嘱望される若手気鋭まで幅広く、日ごとに異なる表情のセッションが繰り広げられています。