長期間に及ぶ密着取材は、時に予想もしない展開をカメラに捉えさせた。取材対象者の日常生活や仕事場に長時間をともにすることで、相手の警戒心が解ける瞬間が訪れる。カメラマンやスタッフが張り詰めた空気の中で捉えた一瞬の表情や洩らした一言にこそ、事件や騒動の「真相」が隠されていた。
現場スタッフの回想によれば、緊迫した撮影現場では常に一触即発の空気が流れていたという。取材対象者が途中で語るのを拒んだ瞬間や、怒りを露わにした場面も含め、リアルな攻防をそのまま映像に刻み込んだことが、番組に圧倒的なリアリティをもたらした。