くまモンは単なる愛くるしいキャラクターではない。誕生の裏には、熊本県出身の放送作家であり脚本家の小山薫堂氏やデザイナーの水野学氏らによる緻密なプロデュース戦略があった。
しかし、生放送で起きる放送事故級のハプニングまでがすべて計算されていたわけではない。緻密に作られたパブリックイメージと、着ぐるみとしての物理的な制約、そしてくまモン自身の圧倒的なサービス精神が衝突したとき、偶然にも「笑いの神」が降臨する。計算されたブランディングと、生放送の偶発性が奇跡的に噛み合った結果が、ご当地キャラの域を超えた人気へとつながった。