都内の豪邸生活と対をなすのが、彼の原点である兵庫県伊丹市の実家を巡るエピソードです。ネット上では「坂本勇人の実家の真相は名家の大富豪」「父親が1億円規模の会社を経営している」といった噂が飛び交っていますが、その実情は単なる都市伝説にとどまらない、ダイナミックな家庭環境にありました。
坂本選手の父・喜代三さんは、かつて食肉関連の事業を展開し、一時期はアメリカ・テキサス州で広大な牧場ビジネスを手掛けていた経験を持ちます。坂本選手自身も幼少期に渡米し、広大な自然の中で本場のメジャーリーグを現地観戦した記憶を過去のインタビューで明かしています。少年野球チーム「昆陽里タイガース」時代には、後にメジャーリーガーとなる田中将大投手とバッテリーを組んでいた逸話は有名ですが、当時から坂本家は目立つ存在でした。
グラウンドへの送迎時に父親が運転するメルセデス・ベンツで乗り付けたり、大型ミニバンの最高峰である日産エルグランドに乗り換えて遠征をサポートしたりと、昭和・平成初期の少年野球界隈において、その経済力は群を抜いていました。決して成金的な派手さではなく、「子供が本気で打ち込める環境には惜しみなく投資する」という家庭の方針が、坂本選手の類まれなスケール感を育んだといえます。