専門家が現場で実践する痛みの軽減効果を最大化する巻き方は、従来の「ガチガチに固める固定」とは一線を画す。現在主流となっているのは、皮膚の伸縮性に近く通気性に優れたキネシオロジーテープ(幅約1.5cm〜2cmにカットしたもの)を使用する最新のアプローチだ。
具体的な巻き方の手順は至ってシンプルだが、精度が命となる。まず、第一関節を軽く曲げた自然な角度(約10〜15度)に保つ。テープの端を指の掌側(腹側)からスタートし、DIP関節を包み込むように斜め上に向かってクロスさせながら巻き上げる。この際、テープを強く引っ張りすぎず、適度なテンション(引っ張り率20〜30%程度)を保ちながら関節の左右をサポートするのが最大のポイントだ。関節の曲げ伸ばし動作時に生じる不快な摩擦が劇的に抑えられ、指を動かした際の痛みが著しく緩和される。