テレビドラマでの活躍はもちろんのこと、近年特に評価を高めているのが舞台公演や古典・名作文学の朗読劇だ。
劇場という濃密な空間で、一言一言に呼吸を吹き込む作業。劇場に響く声の微細なニュアンス、一瞬の間の取り方――。映像作品とは異なるライブ感の中で、観客と感情をリアルタイムで共有する瞬間に、彼女は強い魅力を感じているという。
「言葉は生きもの。その日の空気やお客様の反応によって、紡がれる物語の色彩ががらりと変わるんです」。文学作品への造詣の深さと丁寧なアプローチは、長年の朗読活動を通じて多くの観客の心を静かに揺さぶり続けている。