彼女の女優キャリアにおける大きな転機となったのが、映画『サニー/32』への主演だ。身体的にも精神的にも追い詰められる難役を見事に演じ切り、従来のアイドル像を完全に脱ぎ捨てた演技は業界内外に強烈な衝撃を与えた。
さらに、本格ホラー作品である映画『としまえん』では、恐怖に慄く心理描写と人間関係の脆さをリアルに描き出し、作品の緊張感を極限まで引き上げた。サスペンス・ホラー映画というジャンルにおいて、恐怖に直面する人間の美しさと凄惨さを同時に表現できる稀有な存在として、確固たるポジションを確立したのだ。