長崎の美術館を巡る旅!隈研吾建築と至高のスペイン美術に出会う

長崎の美術館を巡る旅!隈研吾建築と至高のスペイン美術に出会う

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水路を挟んで立つ2つの棟が、空中回廊で優美につながる。長崎県美術館の設計を手がけたのは、世界的な建築家・隈研吾氏と日本設計だ。石とガラスのルーバー(羽板)が織りなす繊細なファサードは、刻一刻と表情を変える長崎港の自然光を巧みに取り込む。

運河の上に浮かぶようなカフェスペースに座れば、足元を穏やかに水が流れる。隣接する長崎水辺の森公園の豊かな芝生と海が視界いっぱいに広がり、建築が風景の一部として完全に溶け込んでいることに気づく。現代建築が目指すべき「環境との調和」が、ここには誇張なく具現化されている。

屋上庭園に上がると、視界は一気に360度開ける。遠く稲佐山を望み、行き交う大型客船を見下ろす体験は、美術館という枠組みを軽やかに超えた長崎屈指の展望体験といえる。

高橋 健太
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高橋 健太

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。