国会議員向けに用意された住まいは、立地も設備も民間から見れば規格外だ。代表格である港区の衆議院赤坂議員宿舎は、地下鉄赤坂駅や溜池山王駅から目と鼻の先、地上28階建ての超高層タワーである。共用部には会議室や医務室を備え、約82平方メートルの3LDKが中心となっている。千代田区紀尾井町に位置する参議院清水谷議員宿舎も同様に、都内屈指の高級住宅街に鎮座する。
問題は、その信じがたい価格設定にある。周辺の同規模タワーマンションを借りれば、賃料相場は最低でも月額50万〜70万円、上層階なら100万円近い物件も珍しくない。対して、赤坂宿舎の議員負担額は月額およそ13万〜15万円程度。民間相場との乖離率は実に7割から8割に達する。差額分は誰が補填しているのか。言うまでもなく、国民が納めた税金である。