テレビ局にとって視聴率は、広告収入に直結する生命線です。視聴率1%の価値は、ゴールデンタイムの全国ネット番組で数千万円から億単位に達することもあります。スポンサー企業は視聴率データを基に、広告出稿の判断を下します。
高視聴率ドラマの前後に放送されるCM枠は、通常よりも高額で取引されます。また、ドラマ内での商品プロダクトプレイスメント(劇中での商品露出)も、視聴率が高ければ高いほど効果的です。主人公が使うスマートフォンやファッションブランドが話題になり、売上増につながった事例は数多くあります。
ただし、広告主の考え方も変化しています。総視聴者数よりも、ターゲット層の視聴率を重視する動きが強まっているのです。例えば化粧品メーカーなら、女性20〜40代の視聴率が最も重要。全体の視聴率が低くても、ターゲット層に刺さっていれば広告価値は高いと評価されます。