2001年当時の本作が放った圧倒的な輝きは、今や日本を代表するトップランナーとなった名優たちの奇跡的なアンサンブルにありました。物語の中心となった主要キャストの現在の活躍を整理します。
元天才ボクサーでケーキの味に魅せられた見習いパティシエ・神田エイジ役を熱演した滝沢秀明は、当時19歳とは思えない瑞々しさと影のある演技で第31回ザテレビジョンドラマアカデミー賞主演男優賞を受賞。現在は「TOBE」の代表としてエンターテインメント界を牽引しています。
洋菓子店「アンティーク」のオーナーで甘いものが苦手な橘圭一郎を演じた椎名桔平は、飄々とした大人のユーモアとトラウマを抱えるシリアスな二面性を見事に体現し、日本映画・ドラマ界に欠かせない重鎮俳優として第一線で活躍を続けています。
女性を惹きつける天才パティシエ・小野裕介役の藤木直人は、繊細な職人技と柔らかな演技で人気を決定づけ、現在もドラマ・舞台・音楽活動を精力的に展開。元ヤクザの凄腕ギャルソン・小早川千影を演じた阿部寛は、強面でありながらコミカルで愛嬌あふれる演技を披露し、その後の大ブレイクへつながる重要な転機となりました。さらに、常連客の飯塚桃子役として出演していた小雪など、現在では同一作品に揃えることが困難な錚々たる顔ぶれが名を連ねています。