ドライフラワーは永久に飾れるものではなく、時間の経過とともに風合いが変化していく植物です。美しい状態を保ち、心地よい空間を維持するためには適切なメンテナンスと引き際の見極めが欠かせません。
ドライフラワーの寿命の見極め方として、一般的な鑑賞期間の目安は約3ヶ月から1年とされています。以下のような状態が見られたら、経年変化の限界を迎えたサインです。
- 花びらや葉に触れていないのにポロポロと床に崩れ落ちる
- 本来の色味が完全に抜け、全体がくすんだ茶褐色・灰色に変色した
- 湿気を含んでカビが発生したり、酸っぱいような異臭がする
長く綺麗な状態を維持するための最大の課題は「ほこり」と「湿気」です。デリケートな花材を傷つけない正しいほこりの取り方は、ドライヤーの「冷風・最弱モード」を20〜30cmほど離れた位置から優しくあてる方法です。カメラ用の手動ブロアーや、柔らかなメイクブラシで表面をなでるように払うのも効果的です。
また、乾燥した植物にはシバンムシなどの微細な害虫が付着することがあります。確実な虫対策として、湿気がこもりやすい梅雨や夏場は風通しの良い場所に移動させ、直射日光とエアコンの直風を避けてください。飾っている場所の近くにハッカ油を垂らしたアロマストーンを置いたり、密閉容器に防虫剤とシリカゲル(乾燥剤)を少量仕込んでおくと害虫の発生を未然に防ぐことができます。