SNSのタイムラインやトーク画面において、円形フレームは視線を中央へ集める強力な視覚的効果を持っている。丸い頭部と大きな目、そして愛らしい赤い鼻を持つドラえもんのデザインは、幾何学的にも円形アイコンと完璧な相性を誇る。丸枠の中にすっぽりと収まった顔のアップは、フレンドリーで親しみやすい印象を瞬時に相手へ与えてくれる。
漫画家・藤子・F・不二雄の手によって誕生したこのキャラクターは、夢あふれるSF・ファンタジーの世界観とともに半世紀以上にわたり親しまれてきた。小学館の発行する原作コミックの古典的な絵柄から、シンエイ動画が手掛けるテレビ朝日系列のアニメーション版、さらには映画『STAND BY ME ドラえもん』に代表される立体的な3DCGまで、時代の変化に合わせて多彩なビジュアルが存在する。この表現の幅広さこそが、SNSアイコンとしての選択肢を豊かにしている理由だ。