ドラえもん名監督・芝山努の演出哲学と今こそ響く制作秘話の全貌

ドラえもん名監督・芝山努の演出哲学と今こそ響く制作秘話の全貌

ドラえもん名監督・芝山努の演出哲学と今こそ響く制作秘話の全貌の要点を分かりやすくまとめてご紹介します。

原作者である藤子・F・不二雄との関係性は、単なる「原作者と監督」というビジネスライクな間柄を遥かに超越していた。藤子氏が提示する「すこし・ふしぎ(SF)」の世界観を誰よりも深く理解し、漫画のコマとコマの間にある行間を映像として具現化できたのは、芝山氏の鋭敏な観察眼があってこそだ。

二人の対話は常に静かで、しかし熱を帯びていたと当時のスタッフは述懐する。ドラえもんがポケットからひみつ道具を取り出す瞬間のワクワク感、夕暮れの空き地に差し込む西日の哀愁、そして冒険から日常へと帰還したときの安堵感。原作者が紡ぐ物語の根底にある優しさとペーソスを損なうことなく、映像ならではのダイナミズムを付加していく作業は、まさに阿吽の呼吸による共同創作であった。

山田 真由
Author

山田 真由

暮らしを豊かにする便利アイテムや時短アイデアを中心に、実用的な情報をお届けします。