発災直後から開始された自衛隊の災害派遣活動および全国から応援派遣された警察官による捜索活動は、膨大な瓦礫と泥水が阻む極限の環境下で行われました。重機が入れない狭小地や倒壊家屋の内部では、隊員たちが素手やスコップを用いて1メートル以上堆積したヘドロを掻き出し、捜索を行いました。
自衛隊は「1人でも多くの被災者を救出する」という初動任務から、次第に「必ず家族の元へお返しする」という使命感を帯びた遺体捜索へと移行。泥だらけになりながら丁寧に遺体を掘り出し、毛布で包んで担架で運ぶ姿は被災者の心を強く支えました。
警察の捜索隊もまた、余震や津波警報が鳴り響く危険な沿岸部で、引き波によって流された遺体や瓦礫の下に埋もれた犠牲者を捜し続けました。隊員自身の家族が被災しているケースも少なくない中、任務を全うする姿勢は、後の大規模災害警備における行動規範の礎となっています。