この土地の歴史を振り返ると、胸が熱くなる。1970年代から1980年代にかけて、ここは都民が排出した大量の家庭ごみや建設残土で埋め尽くされていた。「ハエの発生」や「悪臭」が連日ニュースを賑わせた、まさに負の遺産である。
風向きが変わったのは2000年代初頭のこと。建築家・安藤忠雄氏らの呼びかけにより、ごみの山に薄い土をかぶせ、市民参加型で苗木を植えて森を育てる壮大なプロジェクトが始動した。苗木の一本一本は、全国から寄せられた募金やボランティアの手で植えられたものだ。土壌の塩分や強烈な潮風に耐えうる樹種が厳選され、20年以上をかけて根を伸ばしてきた。
現在、かつてのごみ集積場は生命感あふれる雑木林へと姿を変えた。薄い土層の下に今なお眠る廃棄物のガスを抜きつつ、表面には豊かな腐葉土が形成されている。人間が傷つけた自然を人間の手で修復する——この公園は、都市再生の世界的モデルケースとして国際的な評価を獲得している。