南国のリゾート地として世界中から観光客を引き寄せる沖縄県石垣市。その華やかな表通りから一歩入ると、島民の暮らしを支える商業インフラの不足という切実な問題に突き当たる。夜間営業の大型店舗が極めて少ないこの地域で、業界関係者の間で出回る最新の店舗オープン情報は、まさに恵みの雨のような衝撃をもたらした。
現地を歩くと、タクシー運転手からスーパーの店員まで口を揃えてこの噂を話題にする。「本当にできるなら助かる」。切実な声が漏れる背景には、食料品や日用品の価格上昇がある。本土並み、あるいはそれ以上の低価格で商品を供給するメガ店舗の存在は、生活防衛に直結する死活問題なのだ。