ここで大きな要因となるのが、端末にプリインストールされている標準フォントの差異だ。Googleが手掛けるピュアなAndroid OS環境では、オープンソースの「Noto Color Emoji」フォントが標準採用されている。丸みのあるフラットで親しみやすいデザインが特徴だ。
一方で、キャリアや端末メーカーは独自の視認性改善やブランドデザインを反映したフォントセットをOS上にレイヤー配置している。結果として、同じ文字コード「U+1F600」を受信しても、Google Pixelで表示される顔とドコモ向け調整が施された端末上の顔では、眉の角度や口元のカーブ、さらには色のニュアンスまで微妙に異なってしまう。この「表示の温度差」が、思わぬニュアンスの誤解を生む原因となる。