あの一風変わった動きとフレーズはどこから生まれたのか。吉本興業に所属しピン芸人として活動していた楽しんごは、元々プロの整体師という異色の経歴を持つ。患者への施術中に体へ振動を与える手技のテンポと、自身が好んでいたフレーズを組み合わせたことが、世紀のリズムネタ誕生のきっかけだった。
さらに注目すべきは、彼がバラエティで披露していた俳優・東幹久の意表を突くモノマネだ。「東幹久さんが絶対に言わないようなセリフを可愛い声で言う」というギャップの演出と、腰を高速で振るインパクトが組み合わさり、伝説のフレーズ「ラブ注入」が完成した。単なる思いつきに見えて、実は綿密に計算されたセルフプロデュースの賜物だったのである。