この大きな意識変化の陰には、明確な仕掛け人の存在があった。一般社団法人「日本ふんどし協会」の設立と、その会長を務める飯田恭平氏の情熱的な活動である。彼らは「ふんどし文化の普及」を掲げ、古臭いイメージの刷新に挑み続けてきた。
かつて主流だった伝統的な「越中ふんどし」は、紐で結ぶ構造から女性にはハードルが高いとされていた。そこで飯田氏らが展開したのが、洗練されたデザインと手軽さを融合させた「SHAREFUN(しゃれふん)」などの新しいブランド群だ。色鮮やかな生地やフリルを取り入れ、従来の概念を大きく翻したプロダクトは、「おしゃれに身につけられる健康インナー」として話題を呼んだ。この発想の転換こそが、女性たちの心理的抵抗感を一気に取り払う鍵となった。