乗客が過密状態となる通勤ラッシュの時間帯は、わずかな不注意が大きなアクシデントにつながる。代表的な事故が、他人の衣服や高級バッグへの液体付着だ。混雑した車内では手を自由に動かせないため、抱えたカバンの脇から露出したカップが他人の背中に接触し、知らぬ間に汚してしまうケースが頻発している。クリーニング代の請求や弁償をめぐる深刻な紛争へ発展することも珍しくない。
また、意外と知られていないNG行為が「匂いの強い飲み物の飲用」だ。温かいスープやフレーバー付きのホットドリンク、エナジードリンクなどは、閉ざされた車内で予想以上に強い臭気を放つ。体調不良を引き起こす乗客もいるため、周りへの配慮を欠いた行動として批判の対象になりやすい。混雑時には飲み物を手に持ったまま乗車すること自体が、周囲への圧迫感を生むマナー違反とみなされる場面が増えている。良好な公共交通マナーを維持するためにも、時間帯と状況に応じた配慮が不可欠だ。