科学の観点から見れば、現在の地球科学において「ピンポイントで日時と場所を指定する地震予知」は不可能であると結論づけられている。気象庁も公式サイトや会見で度々言及している通り、プレートの歪みや前兆現象を監視するシステムは進化しているものの、破壊運動がいつ始まるかを数分前に見極めることすら極めて困難だ。
タイムトラベルそのものの物理的実現性についても、現代物理学は厳しい視線を向ける。アインシュタインの一般相対性理論によれば、光速に近い移動や極めて強力な重力場(ブラックホールなど)を利用して未来へ進む「未来への時間移動」は理論上可能とされる。しかし、過去に遡る「過去へのタイムトラベル」は因果律の崩壊を引き起こすため、物理的に不可能であるか、仮に可能でもパラレルワールドへの移動にとどまると考えられている。
公式な防災・災害情報メディアが発信する科学的データに基づかない「オカルト的予言」に揺さぶられることは、防災上の観点からも極めて危うい行為と言わざるを得ない。