地方都市における小児科・産婦人科の医師不足は、地域社会の存続を脅かす深刻な問題だ。徳島県内でも過疎地域の医療機関撤退が相次ぐなか、集約化とオンライン診察を組み合わせた新たな周産期医療モデルが注目を集めている。
近隣の自治体病院と24時間体制のオンラインカンファレンス回線を結び、リスクの高い妊婦や新生児の情報を常時モニタリング。異変の兆候がみられた段階で、専門チームがドクターヘリで現地へ赴くか、即座に本院への搬送を手配する。地方にいながら都市部と同等以上の高度医療を受けられる安心感が、若い世代の移住や定着を支える大きな基盤となりつつある。