現代における初夢の定義は、元日の夜から2日の朝にかけて見る夢、あるいは2日の夜に見る夢とされることが多い。時代によって大晦日の夜か元旦の夜かで解釈が分かれてきた歴史があるが、神社本庁の見解や伝承文化の専門家たちによれば、「新年の始まりに心を新たにし、一年の安寧を祈る節目に見る夢」という本質こそが重要視される。
夢は心理的なストレス状態や潜在意識の反映とも言われる。つまり、「良い夢を見たい」と強く願う意識そのものが、新年を迎える上でのポジティブなマインドセットを作り出す。先人たちは縁起物を夢に引き寄せるための仕掛けとして、宝船のイラストや回文の歌(「なかきよの とのねふりの みなめさめ なみのりふねの おとのよきかな」)を活用していたのだ。