鷲原旅人のコレクションにおいて、二大巨頭と言えるのが「アガベ(Agave)」と「ユーフォルビア(Euphorbia)」である。どちらも多肉植物を代表する属だが、その表情は対極的だ。
アガベ(Agave)における圧倒的存在感
近年の珍奇植物シーンにおいて、アガベ・チタノタ(Agave titanota)を中心とする肉厚で鋭い棘を持つ品種の人気は凄まじい。鷲原氏が選ぶアガベは、鋸歯(葉のフチのトゲ)のうねりや太さ、葉の詰まり具合が際立っている。締め作られたコンパクトかつ力強い姿は、育成者の技術と愛情の賜物だ。
ユーフォルビア(Euphorbia)の深遠なる世界
一方、ユーフォルビアは独特のフォルムと多彩な種で知られる。木質化した古株や、奇妙な枝分かれを見せる希少種。鷲原旅人はこのユーフォルビアの収集と発信にも並々ならぬ情熱を傾けている。2026年に福岡等で開催された「TABITO EUPHORBIA Exhibition」では、普段お目にかかれない激レア株がずらりと並び、全国からファンが駆けつける事態となった。