重厚な木造三層楼で国の重要文化財に指定されている道後温泉本館と、開放感あふれる露天風呂を備えた別館。どちらを訪れるべきか迷う旅行者も多いが、両者の性格は明確に異なる。歴史的建造物の空気感を味わうのが本館なら、開放的な湯浴みと上質なくつろぎを追求するのが別館だ。
ゆったりと湯を堪能するための混雑回避には、明確なゴールデンタイムが存在する。最も混み合うのは観光客が宿にチェックインした後の16時から20時前後。この時間帯を外し、朝の開館直後(6時〜8時)あるいは夜の21時以降を狙うのが鉄則だ。
早朝の澄んだ空気の中で楽しむ露天風呂は格別であり、夜更けの静まり返った中庭アートを独り占めできる遅い時間帯も捨てがたい。時間帯を少しずらすだけで、混雑ストレスとは無縁の贅沢なひとときが手に入る。