100円ショップの製品でどこまで正確な水質検査が可能なのか。水道水、汲み置きの雨水、そして熱帯魚が泳ぐ水槽の飼育水を対象に、色の変化と読み取りやすさをチェックした。
結果は明快だった。大まかなpH傾向(中性付近のpH7前後か、酸性に傾いているか)を把握する用途には十分実用性を発揮する。水道水の弱アルカリ性や、弱酸性を好む水草水槽のコンディションをざっくりと把握するスクリーニング用途なら及第点を与えられる。
ただし、シビアな水質維持が求められるアクアリウム飼育では過信は禁物だ。0.2〜0.5単位のシビアな変化を追うには、比色表の印刷精度や変色の曖昧さがネックになる。微小な水質変化が生死を分けるデリケートな生体を扱う場合は、研究機関でも採用される理化学機器メーカーの本格的な試験紙や、校正可能なデジタル測定器との併用が安心の防波堤になる。