学術文書としての完成度を高める最も堅実な方法は、ダッシュを使わずに言葉で言い換えることです。ダッシュが果たす機能の大半は、より厳密な学術的表現に置き換えが可能です。
語句の意味を補足したい場合、ダッシュではなく丸括弧「( )」を用いるか、「すなわち」「つまり」「〜を指す」といった接続詞・述語を用いて文を論理的に再構築します。
また、先行研究の文献から文章を引いてくる引用文中の省略において、一部をダッシュで省略する書き方は避けましょう。学術論文における引用の省略表記は、中黒を用いた「[…]」や「(中略)」を用いるのが標準的なルールです。引用部分の正確性を担保するためにも、自己流の記号処理は禁物です。