KENZO(ダンサー)という存在を語る上で欠かせないのが、ストリートダンス界における絶対的な実績だ。とりわけ筋肉を弾くようにリズムを刻む「ポッピン(POPPIN)」のジャンルにおいて、彼の技術は世界最高峰として広く認知されている。
チェコで開催される世界最高峰のストリートダンスバトル『SDK EUROPE』をはじめ、名だたる国際大会で前人未到のタイトルを総なめにしてきたキャリアは、J-POPのグループメンバーという肩書だけでは到底収まりきらない。世界各地のダンサーコミュニティからは、常に「バトルシーンの最前線に戻ってきてほしい」「本物のストリートカルチャーを牽引し続けてほしい」という熱烈なオファーが絶えない。表現者としての原点であるアンダーグラウンドのダンスシーンと、マスに向けたエンターテインメントの共存。この二刀流を維持すること自体の負荷が、常に周囲に独立の憶測を抱かせる一因となっている。