最大のボトルネックとなっているのは、やはり彼の肉体そのものだ。投打の双方でトップパフォーマンスを維持する二刀流というスタイルは、人間の限界を遥かに超えた負荷を身体に強いる。特に過去に受けた右肘の手術と、その後の複雑なリハビリプロセスは、球団の医療スタッフに常に緊張を強いてきた。
「春先のアッパーコンディションで100%の投球を行えば、シーズン後半での再発リスクは跳ね上がる」。球団専属ドクターが突きつけた厳重な警告は、選手本人の意志をも揺るがすのに十分だった。どれほど代表への強い思いがあろうとも、破壊と再生を繰り返してきた肘のコンディション維持には物理的な時間と慎重な管理が不可欠。この身体的理由の真相こそが、不参加へ向けた最大の引き金となった。