現代のファンが求めるコンテンツの形態は二極化している。1秒を争う試合経過や打席の結果を即座に知らせるリアルタイム速報ニュースと、試合後に選手の葛藤やチームの舞台裏を重厚な映像美で描き出すスポーツドキュメンタリーだ。この両者が互いを補い合うことで、熱狂の持続時間が劇的に長くなっている。
例えば、打席の結果をスマホの通知で知ったファンが、夜にはその裏側にあったドラマをドキュメンタリー映像でじっくり堪能する。オールスターという巨大なコンテンツは、こうした複眼的なメディア消費のベストプラクティスを生み出す格好の実験場となっているのだ。