試合後の公式会見で、ロバーツ監督が大谷選手について語らない日はありません。しかし、そのコメントを丹念に追うと、単なる「ホームランが出た」「三振を奪った」という結果論への称賛にとどまらないことが分かります。
指揮官が最も高く評価しているのは、大谷選手の徹底した準備力と謙虚な姿勢です。「翔平の真の素晴らしさは、どれだけ偉業を成し遂げても決して慢心せず、毎打席、毎試合に対して誰よりも緻密な準備を怠らない点にある」とロバーツ監督は強調します。50-50を達成した歴史的瞬間も、その後のポストシーズンでも、指揮官が見ていたのはスポットライトの裏側にある妥協なきルーティンでした。
また、ロバーツ監督は「彼はグラウンド上でスーパースターだが、クラブハウスでは最高のチームメイトだ」と繰り返し口にしています。個人の数字よりも常にチームの勝利を優先し、若い選手へのアドバイスやベンチでの声出しを積極的に行う姿勢。指揮官が寄せる絶大な信頼の根底には、野球人としての圧倒的な人間性への敬意が存在しています。