行政の動きも活発だ。厚生労働省が提唱する「健康日本21」における野菜摂取目標量の達成に向け、家庭での効率的な栄養摂取が呼びかけられている。一方、農林水産省は食品ロス削減の観点からも、食材を無駄なく使い切る「野菜丸ごと消費」の推進に力を入れている。
近年の栄養学研究では、皮や葉に多く含まれるポリフェノールやファイトケミカルが、生活習慣病の予防に寄与することが次々と明らかになってきた。単にゴミを減らすエコな取り組みにとどまらず、最新の科学的知見に基づいた「理にかなった健康習慣」として、大根の丸ごと調理が再評価されているのだ。