高校ソフトテニスの世界には「三冠」と呼ばれる至高の称号が存在します。夏の「全国高等学校総合体育大会(インターハイ)」、秋の「国民スポーツ大会(旧・国体)」、そして春の「全日本高校選抜大会」です。なかでも選抜大会は、新年度を迎える直前の3月に開催されるため、冬場の過酷なトレーニングで磨き上げたチームの総合力が試される舞台となります。
インターハイが個人戦と団体戦の双方を実施するのに対し、選抜大会は純粋な「団体戦のみ」で争われます。個人の突出した技術だけでは勝ち上がれません。チーム全体の層の厚さ、ペア同士の絆、そしてベンチの戦略が勝利の行方を大きく左右します。