欧米の主要メディアに目を向けると、キャスターの服装に対する視線は日本とは大きく異なる。もちろんドレスコードやプロフェッショナルとしての身だしなみは求められるが、体型や下着のラインといった極めて個人的な要素がニュースとして取り上げられることは稀だ。
日本のテレビ業界が長年培ってきた「女子アナ」という独自のタレント的扱いが、こうした歪んだ注目を生む土壌になっていることは否めない。アナウンサーを「報道の担い手」ではなく「画面に華を添えるマスコット」として消費する意識が、視聴者の側にも根強く残っている証左と言える。