彼女の才能はマイクの前だけに留まらない。芥川賞作家である父・池澤夏樹氏から受け継いだ深い文学的造詣と唯一無二の感性を武器に、実力派のエッセイストとしても書評や連載を数多く執筆。書棚を埋め尽くすほどの読書量から紡ぎ出される文章は、知的でありながらユーモアと温かみに満ちている。
その功績と SF に対する深い愛情が認められ、歴史ある「日本SF作家クラブ」では第20代会長に就任。作家や翻訳家、研究者が集う組織をリーダーシップと柔軟な発想で力強く牽引した。声優界と文学界を架橋する稀有な存在として、その評価は日増しに高まっている。