あの一枚が撮影されたのは、彼らがまだ中学生だった2008年頃のことだ。地元である茨城県から電車に乗り、横浜の繁華街へと遊びに出かけた日がすべての始まりだった。遠出のテンションと若さゆえの背伸びが、あの独特なガルフィー風のヤンキーポーズを生み出したのだ。
最大の衝撃は、文字通り「自転車で行ったわけではない」という真実だ。電車で遠征したにもかかわらず、なぜあの落書きを残したのか。そこには「わざわざママチャリでここまで来た」という中学生特有の虚勢と冗談があった。この些細なジョークが、後のインターネット史に残る金字塔になろうとは、当時の彼らは知る由もなかった。