実際に現地へ足を運ぶと、メディアが報じる「ロマンチックな絶景スポット」という一面だけではない、リアルな利用実態が浮かび上がってきます。
早朝の駐車場で出会った地元サーファーは、複雑な心境を次のように明かします。「エールの放映以降、休日は午前8時を過ぎると観光客の車で駐車場が埋まってしまうことがある。サーフィン目線では波が立ちやすく最高の一等地だが、波打ち際で自撮りをする観光客が増えたため、インサイドへ乗り継ぐ際は接触しないよう細心の注意を払っている」。
一方、週末に投げ釣りを楽しむ名古屋市在住のアングラーは、「キスやヒラメの魚影が濃く、遠投が決まったときの爽快感は格別。ただし、風が強い日は砂嵐のように飛沫が飛んでくるため、防塵対策と偏光グラスは必須」と現場の厳しさを語ります。
SNSや口コミサイトの声を精査すると、「写真通りの雄大な景色に感動した」「鐘を鳴らしてスカッとした」という絶賛がある一方で、「風が強すぎて砂が目に入り、5分で撤退した」「公衆トイレはあるが自動販売機や飲食店がなく、事前の買い出しを怠って困った」といった声も見受けられます。ありのままの自然を堪能できる反面、都市型観光地のような至れり尽くせりの利便性を期待していくとギャップに直面することが分かります。