心霊現象をオカルトの枠組みだけで片付けることはできない。心霊現象の科学的・客観的調査を試みてきた日本心霊科学協会などの研究機関においても、古くから強い念や情念が集積した土地が人間に及ぼす心理的・生理的影響についての議論が続けられてきた。電磁場の乱れや超低周波音、あるいはその土地固有の地形的要因が、人間の脳に幻覚や恐怖感を誘発する可能性も指摘されている。
一方で、現実的な治安維持の観点から、神奈川県警察は廃墟や危険箇所への不法侵入に対して厳重な取り締まりを続けている。朽ち果てた建造物における床抜けや崩落事故、アスベストの飛散、有毒ガスの滞留など、物理的な生命の危機がそこには存在する。心霊現象の真偽を確かめようとする行為は、法的にも身体的にも極めて高いリスクを伴うことを忘れてはならない。